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大阪豊中、ブラジルコーヒーの店「Cafe do BRASIL TIPOGRAFIA」のブログ。メニューやお店情報、ブラジル、音楽、ジャズ、コーヒー、焙煎、映画、活字等、毎日更新!

FILO MACHADO

FILO MACHADOの傑作『JAZZDESENZALA』です。

jazzdesenzala.jpg


改めて聴きなおしてみても、やはり傑作です。

曲によって管楽器なども加わってはいますが、基本となる編成はVOZ(声)とVIOLAO(ギター)です。スキャットというか、人間リズムマシーンというか、ボイスパフォーマンスがすごい人です。もちろんギターを弾きながらの作業で、口と手が連動せずに別のメロディーを奏でています。いったいどんなOSなの?2年前東京のPRACA11(プラッサオンゼ)で聴いたライブはえげつないくらいに素晴らしかった。スキンヘッドにTシャツ姿での一見異様な風貌ですが、目元が妙に愛嬌があり、ギター片手に観客を徹底して楽しませる大道芸人のようなエンタテイナーです。ラストのジャズスタンダード“HERE IS THAT RAINY DAY”も全編スキャットのみで崩します。この曲は気が付くと、何かしながら無意識に口ずさんでいるお気に入りです。そういえば、PETER FESSLERも同様にスキャットを多用しながらカバーしていましたね。

音楽(特にジャズ)の醍醐味は有名曲のカバーの解釈や崩し方を楽しむことにあります。いくつものアーティストやアルバムを彷徨いながら、1つの曲を聴き比べるのが大好きです。何よりも曲の“崩し”方こそ、その人の個性であり技量やセンスが問われます。原曲をひとつの正当(完成形)とすれば、そこからいかに傾(かぶ)くがもうひとつの面白みです。実はコーヒーも同じかもしれません。抽出であれ、焙煎であれ、基本を押さえた上で、以下にそれを崩して、自分の求める味わいをつくるか?傾き方がその店主の個性です。もちろん正規があってこその非正規、正規を踏まえない、最初から好き勝手は単なる無茶苦茶と呼びます。基本には忠実にそして同時にそれを意図的に崩すのが面白みです。

歌舞伎の語源のような異様な姿のFILOの風貌はまさしく“傾き者”だけど、その音楽は余りにも素晴らしく棺桶まで持参したい1枚です。
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プロフィール

TIPO

Author:TIPO
大阪豊中、ブラジルをコーヒーと音楽で楽しむ店“Cafe do BRASIL TIPOGRAFIA(チッポグラフィア)”の店主(と時々連れ合い)。2005年12月に開店して以来、気合で毎日更新中。果たしてどこまで続くのか意地になってます。

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