冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
銃弾飛び交うアクション映画なのにいきなりパスタをゆでるシーンから始まる。

アジア映画ではしばしば食事シーンが登場する。
登場人物がみんなで食卓を囲んで食事をすることでキャラクターや物語が語られる。
ジョニー・トーの前作『エグザイル/絆』も同様。
テーブルに大皿で盛られたおかずを各々が小皿の代わりに飯の上にのせ食べる。
見慣れてくるとこのお馴染みのシーンがお決まりで心地よいのだ。
そしてコチラもお馴染みのの銃弾。
仰々しく雨の中、落ち葉が舞い、薬莢が跳ね、スローモーションで人が被弾していく……。
どうやらアジア映画では銃弾と白飯はセットのようである。
フランスのジョニー・アリディーを迎えてのフィルムノワールのような復讐譚を装いながらも、
ジョニー・トー節全開ともいうべき、どこか垢ぬけない泥臭さは嫌いではない。

アジア映画ではしばしば食事シーンが登場する。
登場人物がみんなで食卓を囲んで食事をすることでキャラクターや物語が語られる。
ジョニー・トーの前作『エグザイル/絆』も同様。
テーブルに大皿で盛られたおかずを各々が小皿の代わりに飯の上にのせ食べる。
見慣れてくるとこのお馴染みのシーンがお決まりで心地よいのだ。
そしてコチラもお馴染みのの銃弾。
仰々しく雨の中、落ち葉が舞い、薬莢が跳ね、スローモーションで人が被弾していく……。
どうやらアジア映画では銃弾と白飯はセットのようである。
フランスのジョニー・アリディーを迎えてのフィルムノワールのような復讐譚を装いながらも、
ジョニー・トー節全開ともいうべき、どこか垢ぬけない泥臭さは嫌いではない。
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新作コーヒー登場
(いつもの気まぐれですが)コーヒーラインナップを変更いたします。
ルワンダ バフコーヒー
カップ・オブ・エクセレンス入賞歴もあるニャルシザファクトリーです。
生産者はルヒルワ・パスカル生産者組合。
南ニャマガベ地区の1785メートルという高地で栽培された水洗処理のブルボンです。
チッポグラフィアでは中深煎りで焙煎しております。
フローラルでスイートな苦みがガッツリひろがります。
豆売りは200g960円です。
エルサルバドル シャングリラ
こちらも同じくカップ・オブ・エクセレンス入賞歴もあるシャングリラ農園です。
農園主はファン・カルロス・グレッグ・メサ氏。
水洗処理のブルボン種。
今チッポグラフィアでは中煎りで焙煎しております。
シトラスやオレンジなど柑橘系のさわやかさがやさしい苦みの中に感じられます。
豆売りは200g940円です。
四代目アフリカの叫び(ケニアルイスグラシア)と東ティモール マウベシはお休みとなります。

カップ・オブ・エクセレンス入賞歴もあるニャルシザファクトリーです。
生産者はルヒルワ・パスカル生産者組合。
南ニャマガベ地区の1785メートルという高地で栽培された水洗処理のブルボンです。
チッポグラフィアでは中深煎りで焙煎しております。
フローラルでスイートな苦みがガッツリひろがります。
豆売りは200g960円です。

こちらも同じくカップ・オブ・エクセレンス入賞歴もあるシャングリラ農園です。
農園主はファン・カルロス・グレッグ・メサ氏。
水洗処理のブルボン種。
今チッポグラフィアでは中煎りで焙煎しております。
シトラスやオレンジなど柑橘系のさわやかさがやさしい苦みの中に感じられます。
豆売りは200g940円です。
四代目アフリカの叫び(ケニアルイスグラシア)と東ティモール マウベシはお休みとなります。
パンタノ農園
ブラジルニューフェイス6連続企画も最後。
ワグナー・フェレーロ氏のパンタノ農園で始まり、やはり締めもでしょう。
2009年度カップ・オブ・プログレッシブ・セラードのウオッシュド部門1位です。
品種はブルボン・アマレロ。水洗の棚干し(WIND DRY)です。
今回の企画でも3度目の登場でもはや「お馴染み」といってもいいでしょう。
いつもながら御見事な味わいです。チャンピオンの風格です。
中煎りでしあげておりますが、まろやかで透明感のある苦みです。
さっぱりと飲みやすくゆったりと楽しめます。
豆売りは200g980円となります。
現在店頭にはコンテストの1位(ナチュラルとウオッシュド)がそろって並んでいます。
もちろんチッポグラフィア店内の喫茶では「ジャポネーゼ」として
コーノ式円錐フィルターで一杯だてで450円(一律!!)でお楽しみいただけます。
(ちなみにおかわりすれば200円。両方一気に楽しむこともできます)
ブラジルニューフェイスシリーズは最終回といいながら、実はまだ続きます。
近日番外編(スピンオフ)として続行を考えています。こちらもお楽しみに!!
ワグナー・フェレーロ氏のパンタノ農園で始まり、やはり締めもでしょう。
2009年度カップ・オブ・プログレッシブ・セラードのウオッシュド部門1位です。
品種はブルボン・アマレロ。水洗の棚干し(WIND DRY)です。
今回の企画でも3度目の登場でもはや「お馴染み」といってもいいでしょう。
いつもながら御見事な味わいです。チャンピオンの風格です。
中煎りでしあげておりますが、まろやかで透明感のある苦みです。
さっぱりと飲みやすくゆったりと楽しめます。
豆売りは200g980円となります。
現在店頭にはコンテストの1位(ナチュラルとウオッシュド)がそろって並んでいます。
もちろんチッポグラフィア店内の喫茶では「ジャポネーゼ」として
コーノ式円錐フィルターで一杯だてで450円(一律!!)でお楽しみいただけます。
(ちなみにおかわりすれば200円。両方一気に楽しむこともできます)

近日番外編(スピンオフ)として続行を考えています。こちらもお楽しみに!!
今週末のケーキ
●塩キャラメルのベイクドチーズケーキ
コーヒーにぴったりの濃厚チーズケーキ。
●ホワイトチョコとラズベリーのスフレチーズケーキ
ほんのりピンク、甘酸っぱくもありミルキーでもあり。「ロマンチック」な感じで。
●スイートポテトケーキ
シンプル地味滋味さつまいもケーキ。
●バナナと甘夏のふんわりケーキ
軽いタイプのバナナケーキです。
●スコーン(プレーン&シナモンジンジャー)
粉と発酵バターの風味をお楽しみ下さい。お持ち帰りも承ります。
そして「チッポドッグ(プチサラダ付)」もございます。
いずれも数に限りがあります。品切れの際はご容赦下さいませ。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます
コーヒーにぴったりの濃厚チーズケーキ。
●ホワイトチョコとラズベリーのスフレチーズケーキ
ほんのりピンク、甘酸っぱくもありミルキーでもあり。「ロマンチック」な感じで。
●スイートポテトケーキ
シンプル地味滋味さつまいもケーキ。
●バナナと甘夏のふんわりケーキ
軽いタイプのバナナケーキです。
●スコーン(プレーン&シナモンジンジャー)
粉と発酵バターの風味をお楽しみ下さい。お持ち帰りも承ります。
そして「チッポドッグ(プチサラダ付)」もございます。
いずれも数に限りがあります。品切れの際はご容赦下さいませ。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます

ひとりっこ
品切れしておりましたTOKK掲載のコーヒー豆
「丸いブルボン」が再入荷いたしました。詳しくはコチラ
コーヒーの種子は2つ1組が基本です。
皆様がご覧になっている煎ったコーヒー豆も必ず実の中で共に育った相方が存在します。
時折、枝の先端など栄養分が十分に行き渡らず、実の中でひとりで育った豆があります。
それがピーベリーです。
ピーべりーは親の愛情をひとりで独占するひとりっこのように、
おいしさが凝縮されていると言われております。

今回はブラジル、ダ・グアルダ農園のブルボン種のピーベリーばかりを集めたものです。
チッポグラフィアでは定番で販売をしていたのですが、
生豆の在庫切れのためしばらくお休みをいただいておりました。
今回限定で再入荷いたしましたので、再登場いたします。
TOKKの記事を見て興味を持たれ、
ご来店いただいたお客様もありましたが、ご迷惑をおかけいたしました。
豆売りは200g960円となります。
「丸いブルボン」が再入荷いたしました。詳しくはコチラ
コーヒーの種子は2つ1組が基本です。
皆様がご覧になっている煎ったコーヒー豆も必ず実の中で共に育った相方が存在します。
時折、枝の先端など栄養分が十分に行き渡らず、実の中でひとりで育った豆があります。
それがピーベリーです。
ピーべりーは親の愛情をひとりで独占するひとりっこのように、
おいしさが凝縮されていると言われております。

今回はブラジル、ダ・グアルダ農園のブルボン種のピーベリーばかりを集めたものです。
チッポグラフィアでは定番で販売をしていたのですが、
生豆の在庫切れのためしばらくお休みをいただいておりました。
今回限定で再入荷いたしましたので、再登場いたします。
TOKKの記事を見て興味を持たれ、
ご来店いただいたお客様もありましたが、ご迷惑をおかけいたしました。

コーヒーのための音楽

思いつきで始めたのが、「コーヒーのための音楽」。
Twitterで“#nowplaying”として店で実際に流れている音楽を表示しています。
リアルタイムな音楽ですが、当然タイムラインからどんどん消え去っていきます。
これらの盤をもう少しアーカイブとして蓄積してきたいのが
コチラのブログのカテゴリ「コーヒーための音楽」です。
コーヒーとSWEETS、そして音楽がチッポグラフィアの開業時のコンセプト――。
コーヒーを飲むとそれにぴったりの甘いのものが恋しくなります。
コーヒーを飲むとそれにぴったりの音楽が恋しくなります。
ぴったりのこの三つがそろった時、そろった場所が小さな幸せです。
今後定期的にコーヒーにぴったりの音楽を集めていきます。
正確には「ぴったり」というより、
非常に主観的で勝手にカップリングされたコーヒーに合わせる音楽かも知れませんが、
ブログのカテゴリーをクリックしていただければ、その時にぴったりな音楽が見つかるかも知れません。
コーヒーのための音楽(1) KIM PARKER 『SOMETIMES I'M BLUE』

ピアノはMAL WALDRON。
涼しげで心地よい空気感はコーヒーの相方としては最適。
“Devil May Care”“ Wistful Samba”がお気に入り。
グリーン・ゾーン
かつてのベトナム戦争映画ブームみたいなものか?
「ハート・ロッカー」に引き続きイラク戦争映画「グリーン・ゾーン」

アカデミー賞を独占した「ハート・ロッカー」とは
イラク戦争という時事ネタがかぶっているためどうしても比較されるだろう。
この映画のキャッチコピーは「あなたは114分間最前線に叩き込まれる」。
確かにどちらの作品ともハンディカメラや細かいカット割りを多用した
ドキュメンタリータッチのリアルで臨場感のある映像である。

「グリーン・ゾーン」もしっかり楽しめる映画ではあるのだが、
しかし圧倒的な張りつめた緊張感を醸し出しているのは「ハート・ロッカー」だろう。
その違いとなるのが映画における「人称」の選択。
小説でいうところの「一人称小説」「三人称小説」と同じ、映画における物語の視点の設定である。
一人称は、我々の現実世界と同様、語り手や視点である主人公が見たり、聞いたり、
体験したことのないことは描写できない条件付きの世界観である。
その分、語り手の思いやパーソナリティが根強く反映される。読者の感情移入も容易である。
三人称は、複数の出来事や人物を並行して客観的に描写するという神の視点でる。
映画の演出でいうところのカットバックやクロスカッティングがこれにあたる。
人物、場所や時間を越えた複数の物語が並行しながら交錯するという
群像劇などでよくある演出である。
複数の物語がひとつに収束される映画や小説ならでは神の視点の醍醐味が堪能できる。
「ハート・ロッカー」の場合、
徹底してイラク側の視点を廃し、主人公(アメリカ)の視点で戦争を描いた故に
観客は主人公の視点と同化して、戦場での異常なまでの緊張感を追従する。
対して「グリーン・ゾーン」は基本はマット・デイモンを謎解き役に据えた一人称で進むのだが、
一部並行してイラク側の視点がカットバックされる。
それは同時刻、別の場所での主人公のいない世界での出来事であったりする。
主人公が知らないその出来事を映画を見ている観客は知っていることでサスペンス感を煽っている。
そうこれはサスペンス映画の常套手段であり、追うものと追われるもの、狙うものと狙われるもの
を物語上で対比させることで緊張感をつくりだす演出である。
その点から見れば、極端でなのは「ハート・ロッカー」であり「グリーン・ゾーン」の方が
オーソドックスな演出理論に基づいている。
いつも、方法の選択によって結果が生まれる。
2本の映画における差はこの方法の選択によって生じた。
もちろん絶対的な優劣という訳ではない。
キャッチコピーの最前線により叩き込まれるのがどちらの映画かという結果がある。
「ハート・ロッカー」に引き続きイラク戦争映画「グリーン・ゾーン」

アカデミー賞を独占した「ハート・ロッカー」とは
イラク戦争という時事ネタがかぶっているためどうしても比較されるだろう。
この映画のキャッチコピーは「あなたは114分間最前線に叩き込まれる」。
確かにどちらの作品ともハンディカメラや細かいカット割りを多用した
ドキュメンタリータッチのリアルで臨場感のある映像である。

「グリーン・ゾーン」もしっかり楽しめる映画ではあるのだが、
しかし圧倒的な張りつめた緊張感を醸し出しているのは「ハート・ロッカー」だろう。
その違いとなるのが映画における「人称」の選択。
小説でいうところの「一人称小説」「三人称小説」と同じ、映画における物語の視点の設定である。
一人称は、我々の現実世界と同様、語り手や視点である主人公が見たり、聞いたり、
体験したことのないことは描写できない条件付きの世界観である。
その分、語り手の思いやパーソナリティが根強く反映される。読者の感情移入も容易である。
三人称は、複数の出来事や人物を並行して客観的に描写するという神の視点でる。
映画の演出でいうところのカットバックやクロスカッティングがこれにあたる。
人物、場所や時間を越えた複数の物語が並行しながら交錯するという
群像劇などでよくある演出である。
複数の物語がひとつに収束される映画や小説ならでは神の視点の醍醐味が堪能できる。
「ハート・ロッカー」の場合、
徹底してイラク側の視点を廃し、主人公(アメリカ)の視点で戦争を描いた故に
観客は主人公の視点と同化して、戦場での異常なまでの緊張感を追従する。
対して「グリーン・ゾーン」は基本はマット・デイモンを謎解き役に据えた一人称で進むのだが、
一部並行してイラク側の視点がカットバックされる。
それは同時刻、別の場所での主人公のいない世界での出来事であったりする。
主人公が知らないその出来事を映画を見ている観客は知っていることでサスペンス感を煽っている。
そうこれはサスペンス映画の常套手段であり、追うものと追われるもの、狙うものと狙われるもの
を物語上で対比させることで緊張感をつくりだす演出である。
その点から見れば、極端でなのは「ハート・ロッカー」であり「グリーン・ゾーン」の方が
オーソドックスな演出理論に基づいている。
いつも、方法の選択によって結果が生まれる。
2本の映画における差はこの方法の選択によって生じた。
もちろん絶対的な優劣という訳ではない。
キャッチコピーの最前線により叩き込まれるのがどちらの映画かという結果がある。