マイナス50円

そもそも、なんで保存缶なのでしょうか？



生活に密着している商品には余計なパッケージや包装紙は不要です。

その昔はボールを片手に豆腐を買いに走ったものです。
たかが豆腐一丁でも、広域にわたって同一商品を均一に流通させるためには
安定的大量生産が必要となります。商品（特に食品）の安定供給は重要な課題です。
そこに資本をバックに企業が工場にて一括して製造し、
物流網を利用して店舗へ配するという流通システムが生まれました。
大量に生産できない、流通させることができない個人商店は淘汰されます。
だから近所の商店街から豆腐屋が消え、大手流通店舗のみが残りました。

コーヒーも同様です。
鮮度のある商品なのに、わざわざアメリカの焙煎工場で一括焙煎して空輸する必要性は、
企業効率を除けば、消費者には何のメリットもありません。
近所の店で必要な分を必要な時に買い、鮮度の変化する前に消費すればよいのです。
日常的に消費するものなので、余計なパッケージも包装も不要です。
「保存」に適した容器を使いまわしすればよいのです。

その昔「通い缶」というものが茶葉にもあったそうです。
「エコ」を気取るのはちょっぴり苦手ですが、その方が単に合理的なだけです。
でもわざわざ缶を抱えて外出するのが面倒なのも理解できます。
だからチッポグラフィアでは包装資材分５０円を手間賃として払い戻しいたします。
経費節約と値引きと少なくとも双方損はない、「WIN-WIN」の取引なはずです。
チッポグラフィアは日々のコーヒーのための街のコーヒー屋さんです。

だからオリジナル保存缶をつくりました。

どんどん活用してほしいのです。
もちろん指定の缶限定ではありませんので、手元の茶筒やジップロックでも構いません。
コーヒーをたっぷり詰めてあなたのキッチンとチッポグラフィアを通わせてみませんか？

たかが５０円ですが、されど50円です。