見栄えのしない
さて問題です。
ブラジルのコーヒーはどちらの写真でしょうか?
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答えは画像をアップした本人すら怪しく、
一方がマンデリン(上の黒い方)のため
焙煎度合で判断はできるものの大して違いはありません。
つくづく思います。
コーヒーは見栄えというか、変化に乏しいものです。
品種による微妙な形や大きさの違いはあれども、
基本的に豆の差は色の明度差(焙煎度合)です。
スペシャルティであろうが、コモディティであろうが外見に差ほど変化はありません。
抽出された液体に至ってはもっと極端。
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漆黒の闇です。
闇夜のカラスとはよく言ったものです。
暗闇の中でメスガラスが「ミス・クロウ」を競っていても誰も判断しようがありません。
米軍に暗視スコープでも借りてこなければ多分無理。
雑誌など、写真で商品紹介する場合でも、
存在するのは容器(カップ)の違いのみで、液体そのものの差異ではありません。
つくづく地味な商売です。
近年、この地味さへの反動が流行りのアレンジコーヒーでしょう。
ラテアートやら、カクテル風のビバリッジコーヒーなどなど……。
合わせて自他称ともに「バリスタ」と名乗り、
コーヒー屋のサービスマンが急に若者の憧れの花形職業となりました。
これら商品の見栄えはともかく、
残念ながら肝心のコーヒーの原点(抽出されたカップの液体)
に迫るほどどんどん地味になります。
余談ですが、うちでは決して「バリスタ」とは名乗りません。
死ぬまで単なる「コーヒー屋」です。それ以上でもそれ以下でもありません。
そして地味さは外見だけでなく、価格にも表れています。
コーヒー1杯の価格は概ね数100円前後。
一部1000円を超える店があっても、コーヒーそのものというより、
付加価値のサービスを含めた特殊な価格設定でしょう。
(ウン年もののオールドコーヒーとか
ごくごく限られたマニアの世界もありますが、これはあえて無視)
同じ飲料でも、酒は結構天井が高く、何10万のビンテージワインなどはアタリ前。
価値を求めて払う人は、惜しみなく払うでしょう。
「ママ!よっしゃ、今晩はドンぺり抜いてくれ~」
「ハ~イ!****さん、ドンぺり入りました~」
なんていうバブルな会話が昔も今も実在するのかは知りませんが、
「よっしゃ、20年物のビンテージ・モカ・マタリで豪遊や~」
「カップ・オブ・エクセレンス1位入賞農園でアイスコーヒーや~」
なんていう台詞は虚実問わず聞いたことがありません。
確かにコーヒー屋は見栄えのしない地味な商売です。
なぜそれでは自分がコーヒー屋をやっているのか?
決して隠された大げさな真理があるわけではなく、
コーヒー並みに地味な自分の性向故ともっとシンプルにコーヒーが好きだからです。
ブラジルのコーヒーはどちらの写真でしょうか?
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答えは画像をアップした本人すら怪しく、
一方がマンデリン(上の黒い方)のため
焙煎度合で判断はできるものの大して違いはありません。
つくづく思います。
コーヒーは見栄えというか、変化に乏しいものです。
品種による微妙な形や大きさの違いはあれども、
基本的に豆の差は色の明度差(焙煎度合)です。
スペシャルティであろうが、コモディティであろうが外見に差ほど変化はありません。
抽出された液体に至ってはもっと極端。
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漆黒の闇です。
闇夜のカラスとはよく言ったものです。
暗闇の中でメスガラスが「ミス・クロウ」を競っていても誰も判断しようがありません。
米軍に暗視スコープでも借りてこなければ多分無理。
雑誌など、写真で商品紹介する場合でも、
存在するのは容器(カップ)の違いのみで、液体そのものの差異ではありません。
つくづく地味な商売です。
近年、この地味さへの反動が流行りのアレンジコーヒーでしょう。
ラテアートやら、カクテル風のビバリッジコーヒーなどなど……。
合わせて自他称ともに「バリスタ」と名乗り、
コーヒー屋のサービスマンが急に若者の憧れの花形職業となりました。
これら商品の見栄えはともかく、
残念ながら肝心のコーヒーの原点(抽出されたカップの液体)
に迫るほどどんどん地味になります。
余談ですが、うちでは決して「バリスタ」とは名乗りません。
死ぬまで単なる「コーヒー屋」です。それ以上でもそれ以下でもありません。
そして地味さは外見だけでなく、価格にも表れています。
コーヒー1杯の価格は概ね数100円前後。
一部1000円を超える店があっても、コーヒーそのものというより、
付加価値のサービスを含めた特殊な価格設定でしょう。
(ウン年もののオールドコーヒーとか
ごくごく限られたマニアの世界もありますが、これはあえて無視)
同じ飲料でも、酒は結構天井が高く、何10万のビンテージワインなどはアタリ前。
価値を求めて払う人は、惜しみなく払うでしょう。
「ママ!よっしゃ、今晩はドンぺり抜いてくれ~」
「ハ~イ!****さん、ドンぺり入りました~」
なんていうバブルな会話が昔も今も実在するのかは知りませんが、
「よっしゃ、20年物のビンテージ・モカ・マタリで豪遊や~」
「カップ・オブ・エクセレンス1位入賞農園でアイスコーヒーや~」
なんていう台詞は虚実問わず聞いたことがありません。
確かにコーヒー屋は見栄えのしない地味な商売です。
なぜそれでは自分がコーヒー屋をやっているのか?
決して隠された大げさな真理があるわけではなく、
コーヒー並みに地味な自分の性向故ともっとシンプルにコーヒーが好きだからです。
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