FC2ブログ

大阪豊中、ブラジルコーヒーの店「Cafe do BRASIL TIPOGRAFIA」のブログ。メニューやお店情報、ブラジル、音楽、ジャズ、コーヒー、焙煎、映画、活字等、毎日更新!

コーヒーの鬼がゆく

もかかも?

『コーヒーに憑かれた男たち』
に次ぐ嶋中労によるコーヒー本です。
これがかなり面白い!
そして、コーヒー関連なら、しっかり勉強にもなります。

最近、映画でも伝記モノが流行りです。
公開中のチェ・ゲバラはもちろん、
記憶にあるものでもエディト・ピアフ、イーディ・セジウィック、
レイ・チャールズ、アドルフ・ヒトラー、ピーター・セラーズ、
マーク・デヴィド・チャップマンなどなど……。
役者としては、実在の人物にいかになりきるか、
どこまで近づけるかという点で
ぜひ挑戦したいジャンルなのかも知れないのですが、
観る方としては、一歩間違うと芸人の声帯模写と
大して変わらないそっくりさん大会となり、
個人的にはちょっと苦手。
また作り手として、一人の人間が実際に生きた時間を
いかに作品としてまとめるかという構成力が必要です。
莫大な情報から必要な部分だけを絞り込み、再構築するため、
どうしても主観的な「あるべき人物像」といった解釈が拒めません。

この本は、副題にあるとおり、
07年12月に亡くなった吉祥寺「もか」店主、標交紀氏の物語です。
ところが、彼の人生や思想に迫ったストレート伝記
になっていないところがミソ。
全編、ひたすら脱線、脱線していきます。
周辺の人やコーヒー業界に対する発言が並び、
著者のによる極めて主観的な編集と再構築がうかがえます。
それでも語り口のうまさで、
決して飽きずに思わずうむうむとうなずかされます。
例えばフレンチプレスのコーヒーは「アク入りのだしスープ」と
スペシャルティコーヒーは「ブランド至上主義的」
「スノッブな信仰」と揶揄されます。
小気味よく切り捨てていく様はす気持ち良いのですが、
気が付くと、「コレって何の本だったけ?」と脱線しています。
多分、伝記としてみれば、反則すれすれの語り口。
結果、勉学のつもりでしたが、思わず一気読みしてしまいました。

しかし、そこまで多くの人を狂わせる
コーヒーというものの魅力とはいったい何なんでしょうね?





スポンサーサイト
プロフィール

TIPO

Author:TIPO
大阪豊中、ブラジルをコーヒーと音楽で楽しむ店“Cafe do BRASIL TIPOGRAFIA(チッポグラフィア)”の店主(と時々連れ合い)。2005年12月に開店して以来、気合で毎日更新中。果たしてどこまで続くのか意地になってます。

twitter
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
FC2カウンター
ブログ検索
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カレンダー
12 | 2009/01 | 02
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31