年末、日々
日本から、その時ならではの季節感が失われたのはいつ頃からなんでしょうかね。
昔は、子供ながらにもお正月が近づくと、
年末年始に読む本を書店に買いにいったり、
レンタルビデオ店へ駆け込んだり、それなりの準備をしたものです。
正月、ほとんどの店は閉まっており、何もない暇な時間がたっぷりありました。
でも生活の利便性故に、きりっと襟を正したような静謐な正月は失われてしまいました。
最近は元旦からコンビニはもちろん、
スーパーも飲食チェーン店も普通にオープンしています。
御雑煮とお節も元旦のみで、翌日からは普通に朝は食パンとコーヒーを食しています。
さてさて、先日広報した通り、チッポグラフィアは明日は月曜日ですのでお休み!
店内の掃除を片付けます
翌日30日(火曜日)が最終営業日となります。
31日~1月5日は正月休みです
話は変わりますが、なぜかこの時期に阪神百貨店では
お馴染みの『中古&廃盤 レコード・CDセール』が開催中!
時期と内容のマニアック度を考えれば少なくとも女性は行きそうもなく、
年末年始で慌ただしい家から
「あんた、掃除の邪魔やからどっか行っといてぇ!」
とおかあちゃんから追い出された
世の難民おとうさま相手の催事なんでしょうか?
実際の客層を見てみたい気がします。
(といいながらも、自分もちょっぴり追い出されたいけど、一応自粛)
先日、福袋の話がありましたが、
VENT AZULでこのようなものを見つけました。
ココをクリック!
セレクトした好内容作品が、10枚入っての超お得お値打ち品(8800円)らしい。
そそられるなぁ、やばいなぁ、財布開いてしまいそうやなぁ…………。
昔は、子供ながらにもお正月が近づくと、
年末年始に読む本を書店に買いにいったり、
レンタルビデオ店へ駆け込んだり、それなりの準備をしたものです。
正月、ほとんどの店は閉まっており、何もない暇な時間がたっぷりありました。
でも生活の利便性故に、きりっと襟を正したような静謐な正月は失われてしまいました。
最近は元旦からコンビニはもちろん、
スーパーも飲食チェーン店も普通にオープンしています。
御雑煮とお節も元旦のみで、翌日からは普通に朝は食パンとコーヒーを食しています。
さてさて、先日広報した通り、チッポグラフィアは明日は月曜日ですのでお休み!

翌日30日(火曜日)が最終営業日となります。

話は変わりますが、なぜかこの時期に阪神百貨店では
お馴染みの『中古&廃盤 レコード・CDセール』が開催中!
時期と内容のマニアック度を考えれば少なくとも女性は行きそうもなく、
年末年始で慌ただしい家から
「あんた、掃除の邪魔やからどっか行っといてぇ!」
とおかあちゃんから追い出された
世の難民おとうさま相手の催事なんでしょうか?
実際の客層を見てみたい気がします。
(といいながらも、自分もちょっぴり追い出されたいけど、一応自粛)
先日、福袋の話がありましたが、
VENT AZULでこのようなものを見つけました。
ココをクリック!
セレクトした好内容作品が、10枚入っての超お得お値打ち品(8800円)らしい。
そそられるなぁ、やばいなぁ、財布開いてしまいそうやなぁ…………。
IF
もし、“TIPOGRAFIA”が“Rhdes Cafe”ならば……。

橋本徹監修によるフェンダー・ローズばかりを集めたコンピレーションである。
ある時からこの楽器にたまらなく魅せられ、
ひたすら“エレピもの”を買い漁った時期もある。
お店を開業するにあたって、
一番の楽しみ“店名”の決定である。
「あーでもない、こーでもない」とノートにいろいろと書きためた店名たち。
その中の一つに“Rhodes Cafe”があった。
“Rhodes”はもちろん開発者であるハロルド・ローズ博士の名に
ちなむ商品名ではあるが、“Rhodes”が“Rose”にも通じ、
「はい、ローズ・カフェです」と電話で名乗った時、
見知らぬ誰かの脳裏に薔薇が浮かぶ様を想像していると
「結構いける名前?」などと自画自賛していました。
もちろん同じこと考える人は多く、
DJ Mitsu the Beats によるフェンダー・ローズ音源のミックス集
『28 ROSES』と
その続編『ANOTHER ROSES』『ONE MORE ROSES』
のジャケットには薔薇の紋が記されている。
もし、“TIPOGRAFIA”が“Rhdes Cafe”ならば……
きっとロゴマークはターンテーブルではなく、
薔薇をあしらった鍵盤だっただろう。
白黒の鍵盤の上には、
ソニー・クラーク『COOL STRUTTIN'』のジャケットのような
踊る文字組がのっていたかも知れない。
“Rhodes”はどちらかといえば読みにくい単語であり、
“TIPOGRAFIA”と同様になかなか正確に発音しにくい名で、
同じく覚えにくい店名であったり、
「元近鉄のローズ選手のファンですか?」と尋ねられたかも。
きっと店内には、
ビル・エヴァンス『FROM LEFT TO RIGHT』のジャケットが飾られ、
フェンダー・ローズを使ったブラジリアンフュージョンが流れていたかも。
すべては“IF”の世界ではあるが、
いろいろと妄想は拡がるばかりである。

橋本徹監修によるフェンダー・ローズばかりを集めたコンピレーションである。
ある時からこの楽器にたまらなく魅せられ、
ひたすら“エレピもの”を買い漁った時期もある。
お店を開業するにあたって、
一番の楽しみ“店名”の決定である。
「あーでもない、こーでもない」とノートにいろいろと書きためた店名たち。
その中の一つに“Rhodes Cafe”があった。
“Rhodes”はもちろん開発者であるハロルド・ローズ博士の名に
ちなむ商品名ではあるが、“Rhodes”が“Rose”にも通じ、
「はい、ローズ・カフェです」と電話で名乗った時、
見知らぬ誰かの脳裏に薔薇が浮かぶ様を想像していると
「結構いける名前?」などと自画自賛していました。
もちろん同じこと考える人は多く、
DJ Mitsu the Beats によるフェンダー・ローズ音源のミックス集
『28 ROSES』と
その続編『ANOTHER ROSES』『ONE MORE ROSES』
のジャケットには薔薇の紋が記されている。
もし、“TIPOGRAFIA”が“Rhdes Cafe”ならば……
きっとロゴマークはターンテーブルではなく、
薔薇をあしらった鍵盤だっただろう。
白黒の鍵盤の上には、
ソニー・クラーク『COOL STRUTTIN'』のジャケットのような
踊る文字組がのっていたかも知れない。
“Rhodes”はどちらかといえば読みにくい単語であり、
“TIPOGRAFIA”と同様になかなか正確に発音しにくい名で、
同じく覚えにくい店名であったり、
「元近鉄のローズ選手のファンですか?」と尋ねられたかも。
きっと店内には、
ビル・エヴァンス『FROM LEFT TO RIGHT』のジャケットが飾られ、
フェンダー・ローズを使ったブラジリアンフュージョンが流れていたかも。
すべては“IF”の世界ではあるが、
いろいろと妄想は拡がるばかりである。
最後のエルマガジン
「エルマガジン、最終号です」

先ほど、近所の書店が『エルマガジン』2月号を届けてくれました。
やっぱり最後ですか……。
終わらない映画がないように、「おしまい」はいつも身近なものですが、
こうしてひとつの現実に直面すると、正直悲しいものです。
学生の頃からつかず、離れず愛読した雑誌です。
ネットのない時代では、映画やコンサートの情報は情報誌が全てでした。
名画座通いの日々が蘇ります。
暇つぶしに誌面に隠された鬼を探していました。
いまの商売を始めてからは、
この1冊がお店にとっても、自分にとっても大きな出来事でした。

「誠に惜しい人を亡くしましたね」と語りかけたくなりますが、
とりあえずは、“R.I.P.”。
でもいつの日か復刊の際には必ずついていきますよ。

先ほど、近所の書店が『エルマガジン』2月号を届けてくれました。
やっぱり最後ですか……。
終わらない映画がないように、「おしまい」はいつも身近なものですが、
こうしてひとつの現実に直面すると、正直悲しいものです。
学生の頃からつかず、離れず愛読した雑誌です。
ネットのない時代では、映画やコンサートの情報は情報誌が全てでした。
名画座通いの日々が蘇ります。
暇つぶしに誌面に隠された鬼を探していました。
いまの商売を始めてからは、


「誠に惜しい人を亡くしましたね」と語りかけたくなりますが、
とりあえずは、“R.I.P.”。
でもいつの日か復刊の際には必ずついていきますよ。
飛行士の妻
久々にフランス映画、エリック・ロメール作品。
もちろん映画館ではなく、衛星放送の録画を鑑賞。

その時の行動や気分にあわせて、チョイスするのが音楽。
例えば、大掃除のBGMはアッパーなノリの良い曲を選びたいもの、
エリック・サティなんかを掃除機のバックに流しても辛気臭いだけです。
お店の音楽も客層や時間帯、季節などに気を払いながら選んでいます。
実は映画も同じです。
仕事の後、寝るまでの数時間にテレビで映画を楽しむにしても、
気分にあわせてジャンルを選びます。
余りにも暗くダウナーな社会派ドラマなどは仕事の後にはきつく、
大して頭を使わずとも、単純に楽しめる娯楽作品が一日の締めとしては適当?
ついついハリウッド的な荒唐無稽アクション、サスペンス映画などをチョイスします。
フランス映画、おまけにエリック・ロメールというチョイスにはちょっぴり躊躇……。
でもこれは結構どころか、かなり楽しめます!
主人公は数人のみで、何が起こるわけでもない日常的などこでもありがちなお話です。
物語は主人公の会話中心で、
あとはひたすらパリを歩いているか、カフェで休んでいるばっかり、
どう考えても刺激の薄そうな映画なはずが、意外や意外、面白いのです。
パリの街を行き交う人々の生活、
カフェのテーブルで、カップの脇で書く手紙、
キッチンもないワンルームのアパートメント、
男と女が下着姿で会話をしながらも何もおこらない日常的な一幕……。
きわめてフランス映画的な日々色恋沙汰の映画です。
引退宣言らしいですが、このじいさん(エリック・ロメール)は侮れません。
もちろん映画館ではなく、衛星放送の録画を鑑賞。

その時の行動や気分にあわせて、チョイスするのが音楽。
例えば、大掃除のBGMはアッパーなノリの良い曲を選びたいもの、
エリック・サティなんかを掃除機のバックに流しても辛気臭いだけです。
お店の音楽も客層や時間帯、季節などに気を払いながら選んでいます。
実は映画も同じです。
仕事の後、寝るまでの数時間にテレビで映画を楽しむにしても、
気分にあわせてジャンルを選びます。
余りにも暗くダウナーな社会派ドラマなどは仕事の後にはきつく、
大して頭を使わずとも、単純に楽しめる娯楽作品が一日の締めとしては適当?
ついついハリウッド的な荒唐無稽アクション、サスペンス映画などをチョイスします。
フランス映画、おまけにエリック・ロメールというチョイスにはちょっぴり躊躇……。
でもこれは結構どころか、かなり楽しめます!
主人公は数人のみで、何が起こるわけでもない日常的などこでもありがちなお話です。
物語は主人公の会話中心で、
あとはひたすらパリを歩いているか、カフェで休んでいるばっかり、
どう考えても刺激の薄そうな映画なはずが、意外や意外、面白いのです。
パリの街を行き交う人々の生活、
カフェのテーブルで、カップの脇で書く手紙、
キッチンもないワンルームのアパートメント、
男と女が下着姿で会話をしながらも何もおこらない日常的な一幕……。
きわめてフランス映画的な日々色恋沙汰の映画です。
引退宣言らしいですが、このじいさん(エリック・ロメール)は侮れません。
Butterfly
ブログでも以前に登場したRadka Toneff の未発表音源集『Butterfly』です。

1 It's Been A Long Long Day
2 Pre-Dawn Imagination
3 Antonio's Song
4 Nature Boy
5 Sometime Ago
6 Like That
7 Butterfly
8 Before Love Went Out Of Style
9 Black Coffee
10 My One And Only Love
11 He Ain't Heavy, He's My Brother
12 Don't Weep For The Lady
唄モノはご無沙汰していたのですが、これはかなりいけます。
スタンダード選曲(M-3、M-4、M-9、M-10など)が興味深く、
よくよくクレジットを確認すると、
Alex Riel(dr)やらLars Jansson(p)が参加してます。
気が付くと声が静かに浸透して、聴き入ってしまう音です。
いいですね。気持ちいいです。
ついでに前回紹介したベスト盤も再び聴くことにしましょう。

1 It's Been A Long Long Day
2 Pre-Dawn Imagination
3 Antonio's Song
4 Nature Boy
5 Sometime Ago
6 Like That
7 Butterfly
8 Before Love Went Out Of Style
9 Black Coffee
10 My One And Only Love
11 He Ain't Heavy, He's My Brother
12 Don't Weep For The Lady
唄モノはご無沙汰していたのですが、これはかなりいけます。
スタンダード選曲(M-3、M-4、M-9、M-10など)が興味深く、
よくよくクレジットを確認すると、
Alex Riel(dr)やらLars Jansson(p)が参加してます。
気が付くと声が静かに浸透して、聴き入ってしまう音です。
いいですね。気持ちいいです。
ついでに前回紹介したベスト盤も再び聴くことにしましょう。