Cafe do BRASIL TIPOGRAFIA

大阪豊中、ブラジルコーヒーの店「Cafe do BRASIL TIPOGRAFIA」のブログ。メニューやお店情報、ブラジル、音楽、ジャズ、コーヒー、焙煎、映画、活字等、毎日更新!

紙ジャケなんて大嫌い

本当にCDが売れないんでしょうね。
ジャズやロックなどマニアックな固定ファンを対象に新譜よりも再発、再発で耐えている感じです。リイシューも未CD化はかわいい方で、やれリマスターだ、24bitだ……と「なんべん同じ音源を発売するねん!」と突っ込みたくなります。さらに意味不明で大嫌いなのが紙ジャケ。オリジナルのLPサイズならいざ知らず、老眼でなくても、読めないちなちましたクレジット、面倒なディスクの出し入れ、通常CDラックに並べられないなど勘弁して欲しいのです。あ、あと紙ジャけだからといって価格をぼったくるのも、「まとめて地獄へ堕ちろ!」てな気分です。

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紙ジャケでCD化されたJON LUCIEN『I AM NOW』です。
果たして紙ジャケである必要性があるのか?
でも好きなアーティストで、アルバム『RASHIDA』と『MIND'S EYE』は一時期本当に夢中になって聴いていました。これは彼のファーストアルバム。

1 Dindi
2 When I Look in Your Eyes
3 Shadow of Your Smile
4 Find Yourself a Lover
5 Love for Sale
6 My Cherie Amour
7 I Am Now
8 How Insensitive
9 Who Will Buy?
10 Time for Us
11 Sound of Music

ジョビンからスティーヴィー・ワンダー、コール・ポーターまで節操無し選曲です。
上のアルバムと比較すると荒削りですが、低音のやさしげな声が心地よく、これはこれで聴けます。「初回生産限定」「日本初CD化」とマニア向けにくすぐりを掲げているのですが、果たして売れるのか?ちょっときびしいかな……。



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「家でコーヒーを楽しむ秘訣」再び

久しぶりの「家でコーヒーを楽しむ秘訣」教室の開催です。

抽出技術のウンチクよりも、毎日の生活の中でゆったりとコーヒーを楽しむためのちょっとしたコツをまとめました。今回も参加者にはコーノ式円錐フィルター(2人用ドリップ名人セット)が付いてくるので、家に帰っても早速、自分でコーノ式で楽しめます!


♪日時 3月8日(土)19:00~21:00(店舗閉店後の開催)

♪場所 CAFE DO BRASIL TIPOGRAFIA  
    豊中市本町6-7-7
   (阪急宝塚線豊中駅南改札④出口より梅花学園方面へ徒歩5分)

♪講座内容 コーノ式円錐フィルターを使ったコーヒーの淹れ方
     
     ※各国のコーヒーが飲み比べできます。       

♪講師   TIPOGRAFIA 店主・焙煎人 山崎雄康

♪参加費用 2000円(税込) ※2人用ドリップ名人セット付き 

♪申し込み ℡ 店舗(06)6849-6688 まで事前に申し込みください
。       
 
※精算は当日で結構です。
※当日はコーヒーを試飲していただきますので、お食事は事前にお済ませ下さい。 
※講座内容は昨年11月と同様です。





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エスプレッソブレンドあります

エスプレッソブレンド「#2222」あります。
本日焙煎しましたので店頭にて販売中です。
スポット商品と化していますが、マシーンや直火タイプの器具にも最適です。

ちなみに、200gで900円なり!

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ネーミングの元ネタGILEBERTO GILの来日が決まったらしいけどいつ?
これは観たい、聴きたい!


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コーヒーの思い出

いつ頃からか、気が付くとコーヒーをブラックで飲んでいました。
別に背伸びして、通ぶったりした訳ではありません。
なんとなく習慣として定着していただけです。

自分のためにコーヒーを淹れていたある朝のこと。
たまたま、店より拝借してきた豆が深煎りのタンザニア。
個人的には酸味の強い味わいを好み、いささか朝の目覚めに飲むには重たい豆のため、
気まぐれでクリームとたっぷりの砂糖を入れてまず一口。
当たり前のことのですが「あなたも丸くなったねぇ」と声をかけたくなるような変貌ぶりです。
これが結構いけるんですね。甘くまろやかに拡がる液体にうっとりとやさしく包まれます。
コペルニクス的発想転回というか、パラダイムシフトというかかなり新鮮な発見でした。
本当にコーヒーの楽しみ方はいろいろです。
自分の味覚を頼りに、好き勝手をすればいいのかも知れません。
こだわらないことにこだわることが必要ですね。

昨日久ぶりに行った六曜社地下店。
紫煙が漂う地下の薄暗い店で楽しコーヒーは煎り深くも奥深いもの。
こちらは懐かしい味わいのぱさぱさのドーナツをつまみにブラックで!これもいける。
この店は確か二度目か、三度目。学生時代を京都で過ごしながらも、一度も行ったことがなく、ごく最近見聞のために行ったのが最初のはず。
そういえば、20代前後の若かりし日々、コーヒーに関する思い出が全くありません。
開業を決めてから、2年程度の期間で擬似的なコーヒー体験を徹底して叩き込みました(一夜漬けのコーヒー人生?)。思い出の喫茶店を切なく心に抱く人に少し嫉妬します。

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定休日は……

定休日は走るふぬけの気分です。

今日は実父(チッポグラフィアの木の置物動物の作者)の個展へ

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その後、わしゃわしゃと京都で所用を済ませていると日が暮れ一日が終了。
休日はふぬけているんだけど、なぜかいつも走っています。

そして密かに定休日は「甘いもん」の日です。
日常的にあまり甘いもんを食べません。そのため味音痴。
日々鍛えるために行った先々で必ず何かしらの甘いもんに挑戦しています。
今日も京都で六曜社地下のドーナツに梯子して、「パティスリー オ・グルニエ・ドール」へ。
当然ほとんどが女性客で皆、並んだケーキに目をきらきらさせています。
僅かに生息する男は彼女に連れられとりあえずやってきましたという借りてきた猫状態。
多分、音楽ジャンキーの彼氏に連れられ、所在なしにレコード屋の店内で時間をつぶす女の子のような気持ち?
テンション上がりまくりの連れ合いを眺めながらも、自分も結構楽しみ、「ふふふ、これでかなり舌は肥えたぜ!」と独りつぶやく。





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営業中

帳尻を合わせるかのような雪が降っています。
名残り雪というには少し早いか?

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晴れたり、降ったりややこしい日です。
でもちゃんとチッポグラフィアは開いてます。
しっかり営業中です。

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音探しの道筋

合法、非合法問わずミックスCD好き。
「おおお、君もこれが好きなんか!」という勝手な共感と「何これ?すげえぇ!」という新発見が心地よく、他人のCD棚をのぞき見するような快感です。
また、1枚のCDでちゃんと流れに従って音が紡がれており、長尺なので忙しい時はチャンジする手間が省けるのでお店で流すのにも最適。

これも Fantastic Plastic Machine による定番シリーズの1枚

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1. Summersoft / Mario Castro-Neves
2. A Dream Goes On Forever / Mathilde Santing
3. Morning Spring / The Copeland Davis Group
4. Sunshower / Dr. Buzzard's Original Savannah Band
5. I Think Of You / Harmony Grass
6. I Can't Stand It / Specials
7. Rene De Marie / Triste Janero
8. You Make Me Feel Brand New / Original Love
9. No, I Don't Know Her / Jay & The Americans
10. Satan / Jon Lucien
11. I Fall In Love Too Easily
    / Niels-Henning Orsted Pedersen and Sam Jones
12. Night And Day / Everything But The Girl
13. Quero Alegria / Emilio Santiago
14. Dawn / Piero Umiliani
15. Close Your Eyes And Listen / Gerry Mulligan & Astor Piazzolla
16. La Maison Du Cafe / Brigitte Fontaine & Areski Belkacem
17. Full On Lady / Chungking
18. The Last Picture Show <Shifty Revamp Y2K+4> / Heavy Shift
19. Bushes <Zero Valut Version> / Markus Nikolai

音の流れに身を任していると、時折「え?」という“引っかかり”があります。
気になってクレジットを調べ、リピート再生。
 
    「うん、いいねぇ~」

これが新しい音との出会いの瞬間です。
このアルバムの場合M-11“I Fall In Love Too Easily ”でした。
早速、アーティスト名でアルバムを検索。
ツールとしてはHMVかアマゾンあたりが最適、ついでに注文もできます。
そして辿り着いたアルバムがこれ『DOUBLE BASS』です。

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ベース2人がリーダー名義のアルバムで Niels-Henning Orsted PedersenとSam JonesにPhilip Catherine(G) とBilly Higgins(Dr) と時々パーカションが加わります。渋いというか地味というか、何とも枯れた禅問答のような編成です。もちろんスカスカでスタンダードのお馴染みのメロディも遠くの調べのように流れていきます。気が付くとさりげなく、VILLA-LOBOS作曲“LLittel Train”が切ないメロディーで漂っています。これも名曲です。多分、店頭では見つけても無視する可能性が高いアルバム、地味だけどこの素晴らしいアルバムに偶然出会えたことに感謝し、このミックスCDの編者に感服します。

これが自分の音探しの道筋の一例。
こんなあんなの連鎖反応で音は果てしなく拡がっていきます。




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暗くなるまでこの店を

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陽が長くなりました。
気が付くと6時近くになっても薄らと明るく、昼と夜が溶け込んだように漂います。
映画用語で言うマッジクアワー。

体感的に陽が短くなってくると、来るべき冬を感じどこか寂しくなります。
逆に長くなってくると、春を感じ、すべてのものの躍動を予感します。
街を散策していて、時計とは無関係に陽が暮れるとやはり「帰ること」を意識します。特に知らぬ街は顕著。真冬の頃、5時を過ぎると周囲は完全な闇と化し、「えらいこっちゃ!はよ、帰らなぁあかんわ」とあせり始め、皆帰路を急ぎ、気が付くと通りには誰も通っていません。正直、5時過ぎたら「ああ、今日もおしまいやな」でしたが、さすがに最近は6時過ぎてからも行くかう人も決して少なくありません。実店舗は基本「待ち」の商売のため、周囲の状況や気持ち、天候の影響が大きいのです。


……てなことをつらつらと書いていますが、先日広報したように今日は


      暗くなるまでにこの店は閉まります!

誠に勝手ながら5時ラストオーダーで5時30分閉店となります。
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご了承ください。

画像はフランソワ・トリフォーの映画『暗くなるまでこの恋を』です。久しぶりに観たくなってきました。

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使い込まれた道具

毎朝、使っているコーノ式4人用ドリッパーです。
コーヒー色に染まり、プラスティック部分もかなりひび割れています。
使い込まれた道具は時間の経過を醸し出します。

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実はこれは初めて購入したコーノ式の器具です。

         

かつて退職と開業を決めて以来、日々あがいていました。
前職はコーヒーとも飲食とも無関係で蓄積は全くなく、完全にゼロからのスタート。
退職前から、手に職ではないのですが、何かしらの拠りどころを見つけるために片っぱしから講座やセミナーに参加し、藁にもすがる毎日でしたね。フードコーディネイターの資格を取ったり、神戸で開講されていたカフェ開業コースやらエスプレッソセミナーやら……節操無くとりあえずいっちょ噛み。そのひとつがコーノ式珈琲塾

いわゆるコーヒーマニアではなかったので「コーノ?何それ?」という感じ。
円錐フィルターですら見たことも、聞いたこともないという、思えば怖いもの知らずでした。
とりあえず時間はあるので開講は東京でしたが「行っとこ!」と気軽に参加。

しかし!
ここで飲んだコーヒーがこれまでの人生で出会った最良の一杯であり、思わず味覚がひっくり返りました。円錐フィルターという見慣れない器具と濃厚だけどクリーンな液体が自分を虜にしました。自分の無知と無力を悟り、打ちのめされたと同時に師匠となる河野雅信氏の慈悲に出会った2日間でした。

その時買って帰ったのがこのドリッパー。
ただの色褪せた器具ですが、自分にとっては思い出の一品。
2003年9月のこの器具との出会いが結局、現在につながり、未来へともつながっています。人生とは摩訶不思議なものです。

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きき分けの良い人

お店でもしばしばかかっている一枚です。

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Guido Manusardi(p), Paolino Dalla Porta(b), Giancarlo Pillot(ds).

1 Easy Going 
2 Introduction 
3 So-Dere 
4 Bios 
5 Blue Face 
6 Blow-Up 
7 One For Joe 
8 Oltremera

名前は多分、覚えられないけど結構好きですね。
名前よりもその瞬間が心地よく、楽しめればそれでいいはず。

昔から決してききわきの良い人でないのですが、それ以上に音を聴き分けるのも得意としていません。ジャズマニアのブランドテスト(音を聴いてアーティストを当てる)なんかは散々な結果となること必至。
よくあるうんちく 

   「このタッチはビル・エヴァンスの影響で……うんぬん」
   「さすが、ルディ・ヴァン・ゲルダーらしい初期ブルーノートを彷彿させる……うんぬん」

全く言っていることがちんぷんかんぷん。
自分はその音が好きでも、うんちくを持って聴き分けることは不可能です。

というよりそのことにあまり意味が感じられません。
誤解を承知で例えると、音と人はいつも一期一会。
その時、その人が聴いた音には二度と巡り合うことはありません。
音楽の持つ力と聴き手の心が一つになったその瞬間は唯一のものです。
うんちくよりも素直に身を任せておけはよいのです。
知識による分析は時として、音の本質を見失います。

多分これはコーヒーにも言えていること。
うんちくよりも、その瞬間のカップをいかに楽しむかが重要です。
国や農園をうんちくで飲み分けるよりも、重要なのはこの世にはその人にとって「良いコーヒー」と「良くないコーヒー」あるいは「好きなコーヒー」と「好きでないコーヒー」の二つしか存在しないというもう一つの事実。

音楽でもコーヒーでも、いつも必要なのは知識ではなくて、「自分好み」を探すことです。





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