Marco Di Marco

秋なのに、昼間はTシャツ1枚で過ごせます。これも温暖化なのでしょうか?
今日は秋にぴったりのアルバム、MARCO DI MARCOの『IN NEW YORK “MY POETRY”』です。オリジナルのM-1から臭いメロディーが爆発、こみあげ系の切なくなる曲調です。基本的にワンホーン編成のQURTETとQUINTETです。サックスが秋だ!秋だ!と切なく唄っている気がします。そして、まだTシャツだけど、本当に明日からは11月だああああああ!ますますコーヒーのうまい季節になります。
店頭にも新入荷豆が勢ぞろい。ちなみに現在、中南米、コーヒーを巡る旅シリーズのブエノスアイレス(ニカラグア)、エルヴァポール農園(コスタリカ)、ダニエル農園(グアテマラ)が一挙に並んでいます。すべて限定品です。生豆の在庫終了で売り切りの予定。ぜひ飲み比べに挑戦を!ちなみに喫茶なら420円で最初のカップ、おかわりを使えばわずかプラス150円でもう一杯楽しめます。“CUP OF EXCELLENCE 2007”入賞農園を570円でたっぷり(200cc×2=400cc)堪能できます。多分、相当お得なはずです?
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ブレイブワン

まさしくジョディ・フォスターによる『狼よさらば』のリメイクです。
どちらも家族を殺された主人公が銃を片手にチンピラを殺しまくる映画です。現実にはあり得ないけど、爽快感を共有できるある種のファンタジーです。街に蔓延るカスを適切に処理することは誰でも抱く妄想です。鑑賞中、マナーの悪い映画館の客をジョディに処理してもらえないか、と真剣に願いました。
ちなみにチャールズ・ブロンソンの映画はテレビ放映の定番中の定番。この映画も何度となく夢中になって観たものです。当然、吹き替えは大塚周夫でスクリーンで観た記憶がないのでブロンソンはいつもあの渋い声で日本語をしゃべっています。
硬質な触感のジョディ・フォスターに感情移入は少し難しい。まるで色気が感じられない(なぜ?)。でも監督ニール・ジョーダンというところが映画マニアの琴線をくすぐり正解。不安定な心象をカメラでうまく表現しています。やはりうまい人です。たかが映画ですので、善悪の彼岸を問うても仕方がありません。誰もが抱く妄想としてさっぱりと楽しめます。
Tartan Nady

豊中ロマンチック街道のアジアン料理『Tartan Nady』です。実は二度目の来店。前回、期待を超えてカレーを気に入って再び挑戦。絶妙なナンとあわせたカレー(コースでも十種類以上から選べる)を“graf”デザインのスタイリッシュな店内で堪能。夜コース(3000円)の満足度がかなり高く、豊中界隈では結構お勧めのお店です。
さて、あっという間に定休日は過ぎ去り、明日からまた新たなる1週間が始まります。明朝には空になったショーケースを埋めるため、焙煎がたんまりたまっています。そしていよいよ週末にはコーノ式珈琲塾関西教室が開講!これも楽しみに!どうぞ起こしやすぅ~!
FRIEND 'N FELLOW

FRIEND 'N FELLOW『COVERED』です。
女性が唄い、寄り添う男性がギターを弾くという王道パターンのデュオ編成。そしてタイトル通り、全編カバー曲を集めたアルバムです。編成といい、CONSTANZE FRIEND(vo)とTHOMAS FELLOW(g)の二人の名前をつなげただけのバンド名といい、TACK & PATTIっぽいのは仕方がないでしょう。でもパチモンではなく、ちゃんと聴かせます。選曲はジャズよりもロック、ポップス寄りかな。
1 Fly like an eagle ( Steve Miller )
2 One more day ( The Neville Brothers )
3 Skylark ( Jazz Standard )
4 Light my fire ( The Doors )
5 In the summertime ( Mungo Jerry )
6 Bad Love ( Luther Allison )
7 I still haven't found what I'm looking for ( U2 )
8 Can't by me love ( The Beatles )
9 Cajun Moon ( J.J.Cale )
10 How will I know ( Whitney Houston )
11 Grandma's Hands ( Bill Withers )
12 What a wonderful world ( Louis Armstrong )
13 What a wonderful world -reprise- ( Louis Armstrong )
14 Highway to hell (AC/DC)
すべてギターと肉声だけのシンプルなアレンジです。特にM-2が秀逸。
凝りまくった調理のゴージャスな見栄えのする料理もよいのですが、時として素材を生で味あうシンプルなもの惹かれます。引き算の美学で音と音のスカスカの空間に漂う張りつめた空気が好きです。これはジャケ買いじゃなくて、編成買い、選曲買いのアルバムです。
秋の味覚
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実家の山で父が採ってくれた松茸です。
まぎれもなく、国産。
早速松茸ご飯でいただきました。ああ、口福・・・
秋はおいしいものがいっぱい。
当店でも秋らしいケーキも御用意しておりますよ。
この土日のケーキセットは
●かぼちゃのカラメルチーズケーキ
特に女性に人気のある、かぼちゃを使用したケーキの新作です。カラメルのほんのりとした苦味ととろけるようなかぼちゃとクリームチーズのハーモニーをお楽しみ下さい。
●バナナのガトーショコラ
ベルギー産のチョコレートをふんだんに使用し、バナナピュレを混ぜ込んだしっとりしたチョコレートケーキです。
そして、定番のプリンケーキもスタンバイ。
お好みとドリンクとぜひご一緒に。
ただいま、秋らしいケーキをいろいろと思案中です。
さつまいも、りんご、かぼちゃ、栗、などなどどんなケーキにしようか、何と組み合わせようか、作る気満々です。
この土日も皆様のお越しを心よりお待ちしております。
できないこと
今日のような中途半端な雨模様の日には、外出時、傘を持って行くべきか悩みます。蝙蝠傘(死語?)かかえて街中をうろうろするのは面倒で、さらには実際に使用しなかったりすると少しだけ滅入ります。道具が適切に使用されないことはある種の空しさを醸し出します。今日はそんな道具たちのお話です。

カフォンです。
フラメンコなどで使用される楽器です。
箱の上に座り叩くとでブラシでスネアドラムを叩いたような音がします。でも楽器としては使用されていません。
では何に使っているのか?はははは、焙煎時の椅子です。ガス圧の調整にはジャストフィットの高さなんですね。ちなみに店主はリズム感がないため、叩いているとズレたポリリズムと化し騒音となります。さすがに近所迷惑になるといけないので余り叩いていません。

パンデイロです。
ブラジル音楽ではお馴染みのリズム楽器です。
熱烈な憧れがあってマルコス・スザーノのワークショップまで参加してみましたが、やはり無理でした。頭と身体が連動せず、ぜんまい仕掛けの人形のようにギクシャクした動きが展開されて、マルコス・スザーノからは「君はもっと肩の力を抜いてリラックスして!」とのお言葉。
現在、堂々たる店のブラジル風インテリアです。

チンバリーのエスプレッソマシーンです。
そしてTIPOGRAFIAにはラテアートは存在しません。
カプチーノやカフェラテの泡立てたミルクに葉っぱや動物などの絵を描くアレです。
どうも手先が不器用で、オペレーションが雑で安定性に欠けるため無理なようです。TIPOGRAFIAのカプチーノは“NUVENS”という名の通り「雲」です。だから雲状になってれば、と勝手に開き直りました。

DJブースです。
「日本初DJブースのある自家焙煎コーヒー店」が夢でした。全く意味不明です。
しかし、DJはできません。CDとLPを店内で流し続けるくらいで、「キュキュ!」なんてスクラッチともストーリーのあるつなぎとも無縁です。店主に華麗なDJテクニックは期待しないでください(誰も期待していないか…)。余談ですがDJやりたい人、どうぞ来て下さいね。全面的にお任せいたします。
さてさて、4つの事例を挙げてきましたが、ここからが本題です。実はどれも「できないこと」ではありません。正確には「やらないこと」です。店主という主観的意思が介在して、当人が「やること」を拒否した、選択したというのが正解。現象的にはどれも挑戦してすれば、習熟に時間はかかるかも知れないけど「できること」です。最近ある人に教わった考え方です。「成程!」と目から鱗が落ちました。「そんなんできひんわぁ~」と逃げていないで、何とか道具を適切に使用できるようになりたいものです。目指せ人間リズムマシーン!目指せラテ・アーティスト!目指せインストアDJ!

カフォンです。
フラメンコなどで使用される楽器です。
箱の上に座り叩くとでブラシでスネアドラムを叩いたような音がします。でも楽器としては使用されていません。
では何に使っているのか?はははは、焙煎時の椅子です。ガス圧の調整にはジャストフィットの高さなんですね。ちなみに店主はリズム感がないため、叩いているとズレたポリリズムと化し騒音となります。さすがに近所迷惑になるといけないので余り叩いていません。

パンデイロです。
ブラジル音楽ではお馴染みのリズム楽器です。
熱烈な憧れがあってマルコス・スザーノのワークショップまで参加してみましたが、やはり無理でした。頭と身体が連動せず、ぜんまい仕掛けの人形のようにギクシャクした動きが展開されて、マルコス・スザーノからは「君はもっと肩の力を抜いてリラックスして!」とのお言葉。
現在、堂々たる店のブラジル風インテリアです。

チンバリーのエスプレッソマシーンです。
そしてTIPOGRAFIAにはラテアートは存在しません。
カプチーノやカフェラテの泡立てたミルクに葉っぱや動物などの絵を描くアレです。
どうも手先が不器用で、オペレーションが雑で安定性に欠けるため無理なようです。TIPOGRAFIAのカプチーノは“NUVENS”という名の通り「雲」です。だから雲状になってれば、と勝手に開き直りました。

DJブースです。
「日本初DJブースのある自家焙煎コーヒー店」が夢でした。全く意味不明です。
しかし、DJはできません。CDとLPを店内で流し続けるくらいで、「キュキュ!」なんてスクラッチともストーリーのあるつなぎとも無縁です。店主に華麗なDJテクニックは期待しないでください(誰も期待していないか…)。余談ですがDJやりたい人、どうぞ来て下さいね。全面的にお任せいたします。
さてさて、4つの事例を挙げてきましたが、ここからが本題です。実はどれも「できないこと」ではありません。正確には「やらないこと」です。店主という主観的意思が介在して、当人が「やること」を拒否した、選択したというのが正解。現象的にはどれも挑戦してすれば、習熟に時間はかかるかも知れないけど「できること」です。最近ある人に教わった考え方です。「成程!」と目から鱗が落ちました。「そんなんできひんわぁ~」と逃げていないで、何とか道具を適切に使用できるようになりたいものです。目指せ人間リズムマシーン!目指せラテ・アーティスト!目指せインストアDJ!
新しもん好き
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「女房と畳は新しいものの方が良い」
などと書くとFC(フェミニンコードというらしい。最近覚えました)に抵触、女性から非難と良識を疑われること間違いなしの慣用句ですが、
「コーヒーは新たらしいものの方が良い」
ことは紛れもない事実です。
コーヒーは経時変化が穏やかで、数日でカビが生えたり、腐敗し始めるといった生鮮食品のような劇的な変化はありません。パッケージに印字された製造年月日から1年経過しても多分飲めます。お腹はこわしません。確かに香りは消失し、保存状態によっては酸化が進み、味わいが損なわれていくでしょう。
常々TIPOGTRAFIAではコーヒーは生鮮食品と繰り返して主張してます。ぜひ、製造(焙煎および粉砕)が明確で新しいものをお求め下さい。通説ではコーヒー(豆の場合)は焙煎直後は煙臭く落ち着かない状態ですが、翌日あたりから1週間~10日程度が一番おいしく楽しめ、その後はゆるやかに変化していくといわれています。誰が言い始めたのか?論理的根拠があるのか?は不明ですが、一つの目安にはなります。
お店の冷凍ショーケースのイーゼルに手書きのメモで「本日焙煎分」を提示してあります。その他の焙煎日はスタッフに確認していただければお答えします。購入時にはタグで「焙煎加工日」と「お楽しみ期間」を記します。一定の鮮度を越えた豆は店頭から引き上げ、販売いたしません(捨てるのはもったいないので自分で飲みます)。お客様に「新しいもん」を楽しんでいただきための取り決めです。
「新しもん好き」はコーヒー生活の基本です。
TIPOGRAFIAにあるもの
TIPOGRAFIAにはいつもコーヒーがあります。
コーヒーのつまみとなるケーキやトースト、その他のドリンクもいくつかはメニューに記されています。
でもTIPOGRAFIAにあるものといえば、概ねコーヒーです。
そのことを知らずに、飛び込みで来店したお客様にとってニーズは様々です。
○昼食のまだの方にとっては、どこかでランチ(食事)がしたい
○お子様連れの方には、子供でも楽しめるメニュー欲しい
○コーヒーと一緒に煙草を楽しみ、ゆったりしたい
などなど、個々の望むものは異なり、それにマッチした店が必要です。
残念ながら、例にあげた人の声にはTIPOGRAFIAは応えることができません。顧客の声にどこまで応えるべきか?店のあるべき姿は?いつも悩みながら店を続けています。「ランチ!」「ランチ!」「ランチ!」と声が重なると、「ランチは必要なのか?」と少しだけ揺らいでしまいます。でも開店以来、基本的には変わることなく、そしてこれからも変わることなく「コーヒーの店」です。
飲食店において顧客二ーズ主導の果ての業態が「ファミリーレストラン」です。「いつでも」「どこでも」「同じ味わい」の中華、洋食、和食からデザートやコーヒーまで「何でも」楽しめます。しかし時代の流れと共にニーズが細分化し、専門性の必要から、「何でも」あるけど「何も」頼むべきものがない、古臭さが否めない業態です。
かつての百貨店もそうでしたね。
地下から屋上遊園地まで、子供連れで家族が1日過ごせたものです。当然、お昼は大食堂で大人はカレーライス、子供はお子様ランチ(国旗付き!)を楽しみます。メロンソーダが大好きでした。ふかずに飲むコツを教わりながら恐る恐る、ストローの紙袋のを丸めて、水を垂らし、「毛虫!」とか言って楽しんでいました。いつしか、大人なり、百貨店で買うより専門店へと足を運ぶようになりました。恐らく価格と専門性がそのきっかけでしょう。現在の郊外の巨大ショッピングセンターがかつての百貨店の代わりかも知れません。家族連れで朝から夜まで賑わっています。何でも買えます。食事もできます。映画も観れます。駐車場に車で乗り付け、一家で終日楽しめます。
現在、個人店として生き残るには、資本と専門性をピンポイント投下して、絞り込むしかありません。その分野における「コンビニエンスストア」が理想、コーヒーなら店内でも楽しめ同時に器具、豆から、カップまで何でも揃うという専門店です。そして現在、店主なりに今できることとして、さらに絞り込んだテーマは
○ブラジルを音楽とコーヒーで楽しむ店
○コーノ式コーヒーの店(豆と器具そして喫茶)
○自家焙煎コーヒーと手作りケーキを楽しむ店
あたりでしょうね。やはり基本的には「コーヒーの店」です。それ以上でもそれ以下でもない、確固たる業態です。
そしてTIPOGRAFIAにはいつもコーヒーがあります。
コーヒーのつまみとなるケーキやトースト、その他のドリンクもいくつかはメニューに記されています。
でもTIPOGRAFIAにあるものといえば、概ねコーヒーです。
そのことを知らずに、飛び込みで来店したお客様にとってニーズは様々です。
○昼食のまだの方にとっては、どこかでランチ(食事)がしたい
○お子様連れの方には、子供でも楽しめるメニュー欲しい
○コーヒーと一緒に煙草を楽しみ、ゆったりしたい
などなど、個々の望むものは異なり、それにマッチした店が必要です。
残念ながら、例にあげた人の声にはTIPOGRAFIAは応えることができません。顧客の声にどこまで応えるべきか?店のあるべき姿は?いつも悩みながら店を続けています。「ランチ!」「ランチ!」「ランチ!」と声が重なると、「ランチは必要なのか?」と少しだけ揺らいでしまいます。でも開店以来、基本的には変わることなく、そしてこれからも変わることなく「コーヒーの店」です。
飲食店において顧客二ーズ主導の果ての業態が「ファミリーレストラン」です。「いつでも」「どこでも」「同じ味わい」の中華、洋食、和食からデザートやコーヒーまで「何でも」楽しめます。しかし時代の流れと共にニーズが細分化し、専門性の必要から、「何でも」あるけど「何も」頼むべきものがない、古臭さが否めない業態です。
かつての百貨店もそうでしたね。
地下から屋上遊園地まで、子供連れで家族が1日過ごせたものです。当然、お昼は大食堂で大人はカレーライス、子供はお子様ランチ(国旗付き!)を楽しみます。メロンソーダが大好きでした。ふかずに飲むコツを教わりながら恐る恐る、ストローの紙袋のを丸めて、水を垂らし、「毛虫!」とか言って楽しんでいました。いつしか、大人なり、百貨店で買うより専門店へと足を運ぶようになりました。恐らく価格と専門性がそのきっかけでしょう。現在の郊外の巨大ショッピングセンターがかつての百貨店の代わりかも知れません。家族連れで朝から夜まで賑わっています。何でも買えます。食事もできます。映画も観れます。駐車場に車で乗り付け、一家で終日楽しめます。
現在、個人店として生き残るには、資本と専門性をピンポイント投下して、絞り込むしかありません。その分野における「コンビニエンスストア」が理想、コーヒーなら店内でも楽しめ同時に器具、豆から、カップまで何でも揃うという専門店です。そして現在、店主なりに今できることとして、さらに絞り込んだテーマは
○ブラジルを音楽とコーヒーで楽しむ店
○コーノ式コーヒーの店(豆と器具そして喫茶)
○自家焙煎コーヒーと手作りケーキを楽しむ店
あたりでしょうね。やはり基本的には「コーヒーの店」です。それ以上でもそれ以下でもない、確固たる業態です。
そしてTIPOGRAFIAにはいつもコーヒーがあります。