ブエノスアイレス
中南米、コーヒーを巡る旅が始ります。

NICARAGUA、GUATEMALA、EL SALVADOR、COSTA RICAの4つの国の国際コンテスト(品評会)“ CUP OF EXCELLENCE 2007 ”入賞豆を一挙に集めました。そして今回はその第一弾としてNICARAGUAをお届けしたします。
その前に前口上というか、使用上の注意というか、一応……。付き合うのが面倒な方は飛ばして【商品説明】からどうぞ。
【使用説明】
仕様説明で使用説明、そして私用説明です。
個人的に冠商売が好きではありません。具体的にはコンテスト入賞作品や有名人も愛用するというお墨付きなどです。何か権威主義的な臭いが鼻に付き、意図的に避けてしまうのですね。グラミー賞を受賞したからといってもCDは買いません。有名無名問わず、自分の好きな音を勝手に買います。これは広告業界では古典的かつ王道的手法です。世間には、銀幕のハリウッドスターがCMで使っている(もちろん、実際に使用しているかは問わない架空のイメージ戦略です)化粧品や高級車が溢れています。和菓子などの「宮内庁御用達」なんかも同様です。そして昨今、コーヒーの世界でもコンテストものがもてはやされています。やれオークションで何位を落としたとか、素材自慢が横行しています。確かにコーヒーのカップの味わいには素材が関わってくるのですが、決して全てではありません。焙煎や抽出は魔術ではありませんので、余りにも酷い素材を魔法のようにおいしくすることはできません。でも素晴らしい素材を焙煎と抽出の結果次第で酷いカップにすることは比較的容易いことです。もし、あなたが飲んだカップの液体が不味ければ、その理由は素材そのものに問題がある場合もありますが、料理人(焙煎と抽出)の加工に問題がある場合も忘れてはなりません。TIPOGRAFIAでのカップがもし、問題があるならば、素材(生豆)に起因するものではなく、それは100%店主の加工の問題です。その点は常に自分自身に戒めています。当然“ CUP OF EXCELLENCE 2007 ”だから美味しいのではなく、おいしい入賞豆もあれば、そうでないものもあります。生産者の質と価格を向上させるという点ではコンテストは有意義です。今回の提供する4種類の豆も、結局あなたの口に合うかは店主の腕次第とその人の好み次第です。さあ、旅が始ります。“冠”は忘れて純粋に自分の舌を信用してください、舌が美味しいと感じるならば、それは素晴らしいコーヒーです。逆に舌が反抗すればそれは、どうでもいいコーヒーです。舌と一緒に中南米を旅しましょう。
【商品説明】

ニカラグア?正直なじみが薄いですよね。恥ずかしながら、店主もこの国のコーヒーは初めての体験です。農園名が“BUENOS AIRES”なのに、ニカラグア?というのも謎です。農園名は、地名そのまんまという場合と主のルーツ的な思いで名付ける場合があります。多分、農園主が実はブエノスアイレス生まれとか、タンゴが好きとか、ウォン・カーワイの映画が好きとか(絶対ありえない)なんか、いろいろと妄想がひろがります。イメージを喚起させるという言葉の持つ根源的な力です。この第一弾を切り込み隊長に任命したのは、味わいでなく農園名です(←ジャケ買いのレコードに似ているかも……)。なので、なのでTIPOGRAFIAのネーミングもそのまんま?面倒なので一応、豆の基礎データーを先に…。
農園名 HACIENDA BUENOS AIRES
農園主 MARIO CERNA BARQUERO
生産地 MATAGALPA(標高900メートル)
樹種 カトゥーラ
精製 水洗式・天日乾燥
さぁ、問題は味わいです。
さすがに瑞々しい緑色のGREEN COFFEEです。焙煎中も青々した香りが拡がっていました。一応今回は標準的な中煎りで煎り上げました。
早速カップは?本当にさわやかでクリーンな液体です。シトラスとか新鮮な果実の酸味と例えられていましたが、なるほど納得できますね。力強い柑橘系の味わいです。口内に拡がるさわやかさは、気持ちがいいものです。う~ん!もう一杯いっとこか!ぜひ自分の舌で確かめてくださいね。

NICARAGUA、GUATEMALA、EL SALVADOR、COSTA RICAの4つの国の国際コンテスト(品評会)“ CUP OF EXCELLENCE 2007 ”入賞豆を一挙に集めました。そして今回はその第一弾としてNICARAGUAをお届けしたします。
その前に前口上というか、使用上の注意というか、一応……。付き合うのが面倒な方は飛ばして【商品説明】からどうぞ。
【使用説明】
仕様説明で使用説明、そして私用説明です。
個人的に冠商売が好きではありません。具体的にはコンテスト入賞作品や有名人も愛用するというお墨付きなどです。何か権威主義的な臭いが鼻に付き、意図的に避けてしまうのですね。グラミー賞を受賞したからといってもCDは買いません。有名無名問わず、自分の好きな音を勝手に買います。これは広告業界では古典的かつ王道的手法です。世間には、銀幕のハリウッドスターがCMで使っている(もちろん、実際に使用しているかは問わない架空のイメージ戦略です)化粧品や高級車が溢れています。和菓子などの「宮内庁御用達」なんかも同様です。そして昨今、コーヒーの世界でもコンテストものがもてはやされています。やれオークションで何位を落としたとか、素材自慢が横行しています。確かにコーヒーのカップの味わいには素材が関わってくるのですが、決して全てではありません。焙煎や抽出は魔術ではありませんので、余りにも酷い素材を魔法のようにおいしくすることはできません。でも素晴らしい素材を焙煎と抽出の結果次第で酷いカップにすることは比較的容易いことです。もし、あなたが飲んだカップの液体が不味ければ、その理由は素材そのものに問題がある場合もありますが、料理人(焙煎と抽出)の加工に問題がある場合も忘れてはなりません。TIPOGRAFIAでのカップがもし、問題があるならば、素材(生豆)に起因するものではなく、それは100%店主の加工の問題です。その点は常に自分自身に戒めています。当然“ CUP OF EXCELLENCE 2007 ”だから美味しいのではなく、おいしい入賞豆もあれば、そうでないものもあります。生産者の質と価格を向上させるという点ではコンテストは有意義です。今回の提供する4種類の豆も、結局あなたの口に合うかは店主の腕次第とその人の好み次第です。さあ、旅が始ります。“冠”は忘れて純粋に自分の舌を信用してください、舌が美味しいと感じるならば、それは素晴らしいコーヒーです。逆に舌が反抗すればそれは、どうでもいいコーヒーです。舌と一緒に中南米を旅しましょう。
【商品説明】

ニカラグア?正直なじみが薄いですよね。恥ずかしながら、店主もこの国のコーヒーは初めての体験です。農園名が“BUENOS AIRES”なのに、ニカラグア?というのも謎です。農園名は、地名そのまんまという場合と主のルーツ的な思いで名付ける場合があります。多分、農園主が実はブエノスアイレス生まれとか、タンゴが好きとか、ウォン・カーワイの映画が好きとか(絶対ありえない)なんか、いろいろと妄想がひろがります。イメージを喚起させるという言葉の持つ根源的な力です。この第一弾を切り込み隊長に任命したのは、味わいでなく農園名です(←ジャケ買いのレコードに似ているかも……)。なので、なのでTIPOGRAFIAのネーミングもそのまんま?面倒なので一応、豆の基礎データーを先に…。
農園名 HACIENDA BUENOS AIRES
農園主 MARIO CERNA BARQUERO
生産地 MATAGALPA(標高900メートル)
樹種 カトゥーラ
精製 水洗式・天日乾燥
さぁ、問題は味わいです。
さすがに瑞々しい緑色のGREEN COFFEEです。焙煎中も青々した香りが拡がっていました。一応今回は標準的な中煎りで煎り上げました。
早速カップは?本当にさわやかでクリーンな液体です。シトラスとか新鮮な果実の酸味と例えられていましたが、なるほど納得できますね。力強い柑橘系の味わいです。口内に拡がるさわやかさは、気持ちがいいものです。う~ん!もう一杯いっとこか!ぜひ自分の舌で確かめてくださいね。
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コーヒーの日に捧ぐ
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偶然にも「コーヒーの日」発売となった『Meets Regional』11月号の巻頭特集
「珈琲ニューウェーブ」
で当店もご紹介いただきました。感謝感謝!
そしていよいよ秋、コーヒーの季節到来です。
………ということで、先日お伝えした通り、TIPOGRAFIAでも「コーヒーの日に捧ぐ2日間」が始りました。詳しい内容は昨日のブログを参照下さいね。そして本日登場のニューフェイスコーヒーです。

定番「ショーロ」はいったんお休みして替わりに登場したREMIX(ブレンド)です。もちろんモトネタは大好きなジャズスタンダードソング“EARLY AUTUMN”です。やっとタイトル通りの季節がやってきましたので、このREMIXをジョニー・マーサに捧げます。ドミニカとエチオピア(モカ・イルガチェフ)をベースにナチュラルブラジルを少々隠し味にREMIXしました。初秋のぬけるような空をイメージした大人のブレンドです。1杯のカップの中で、酸味と酸味がせめぎあうアンサンブルを演出してみました。「酸味はちょっと……」なんて言わずにコーヒー本来の味わいである豊かな酸味に挑戦してみてください。

ネーミング通りカフェインぬきです。慨してアルコールぬきビアテイスト飲料、シュガーレスのコークといい、本来入っているべきものを強制撤去するとどこか味気ない気がします。カフェインもそう、一般的には身体に良くないモノほど美味いのは世の常です。当然カフェインのないコーヒーなんて、希望のない人生、朝のない夜みたいなものと思っていました。でも侮るなかれ!結構いけます。いや、程よい苦味が静かに拡がり、かなりいけますね。コーヒー屋に来てカフェインぬきというのもなんですが、見聞を拡がるために体験してみてください。
本日は以上2種類を用意いたしました。
さらにギリギリ間に合わせて本日着でいくつかスペシャルな豆を用意、明朝焙煎予定です。何が出てくるか?それは明日のお楽しみ!
コーヒーの日に捧げる2日間
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10月1日はコーヒーの日です。
特に語呂合わせでもないし、ルーツにまつわる様な深い意味も無いようですが、一応コーヒーにとっての新しい季節のキックオフみたいなもんです。TIPOGRAFIAでは残念ながら、当日は定休日(月曜日)のため、プレ祝いという形になります。
ということで週末、9月29日(土)と30日(日)が
「コーヒーの日に捧げる2日間」
となります。今回のスペシャルメニューです。

全商品とも200gに付き100円引きとなります。いぇい!お買い得だぜ!

ご来店のお客様両日とも先着20名様にコーノオリジナル計量カップをプレゼント。
こういう小物は気が付くと無くしちゃうんでいくつあっても便利です。


人気の季節メニュー再登場!ミルクとはちみつの甘さのハーモニー!

チーズケーキとティラミスのダブルシロップで拡がる甘い快感!

さて何が登場するのか?後程発表いたします。
その他にも気まぐれで何かしでかすかも知れません。さぁ、皆様もTIPOGRAFIAでコーヒーの新しい季節の始まりをお祝いしましょう!どうぞお越しやすぅ~!
お知らせいろいろ
最近、映画やら、ビニールジャンキーやら何のブログか全く不明な逸脱したネタが多すぎるので、ここらアタリで真面目にお知らせを。
新規入荷コーヒーです。
人気だったタンザニア“アフリカは君に語りかける”が再入荷いたしました。完全限定品なので、店頭分で今度こそ本当に終わりです。皆様も「スライ・バック!」と叫びながら、コクの中にもフルーツのようなさわやかさを感じさせるこの一品をお楽しみ下さい。
同じく先週末より、ブラジルが再入荷した“ダ・グアルダ農園”に変わっております。こちらは「ブルボ~ン!」と叫びながらどうぞ。
アイスコーヒー用ブレンドは店頭分で今シーズン最終といたします。まだまだ暑いぜぇい!という方はお早めにどうぞ。これで夏が終わった気がします。でも喫茶メニューの“水出しアイスコーヒー”はもうしばらくは提供いたします。
週末の9月29日(土)と30日(日)は10月1日「コーヒーの日」をプレでお祝いします。さて何が起こるか?(←もったいぶっているのではなくまだ考えていないだけ)
隣接している建物の解体工事のため10月半ばまで、ご迷惑をおかけいたします。騒音や工事車両の出入りが予想されます。徒歩、自転車でご来店の皆様はくれぐれもご注意下さい。何か気になることがあれば店主までお知らせ下さい。

人気だったタンザニア“アフリカは君に語りかける”が再入荷いたしました。完全限定品なので、店頭分で今度こそ本当に終わりです。皆様も「スライ・バック!」と叫びながら、コクの中にもフルーツのようなさわやかさを感じさせるこの一品をお楽しみ下さい。
同じく先週末より、ブラジルが再入荷した“ダ・グアルダ農園”に変わっております。こちらは「ブルボ~ン!」と叫びながらどうぞ。



或る解毒治療の日記
前回の続きです。これはビニールジャンキーの中毒治療の日記です。勝手に連載第2回(3回目はあるのか?)。
まずは収集物のスリム化のために、選別をかけました。とりあえずの選別の基準は
①間違えて買ったダブリのCD(←後日コンプリートBOXを買ったりして実は結構ある)
②買った本人すら存在を覚えていないCD(←いい加減にせぇい!)
③趣味の変化に伴い、今後まずは聴かないCD(←もしかして聴くかも知れん………と結構難易度高し)
です。積もり積もった小物は空間を侵食し、今も増え続けています。清水の舞台から飛び降りた気分で何とか集めた102枚の贅肉は渋谷DISKUNIONへと旅立ちました。ついに買い取り価格の連絡が来ました。合計5万6000円チョイ、平均500円チョイ。もちろん10円とかいう代物もありますが、1000円を越えるモノもあります。全てのCDを一覧にして価格を文書提示という非常に丁寧な仕事をしてくれます。さすがDISKUNIONです。確かに悲しい値段もあるけど、まあ、ダイエット初回の成果としては良しとしよう。早速売却の連絡を伝えました。
しかし!
「わ~い!これでCD買う軍資金でけた、でけた!」と喜んでいる暇はありません。これは堂々たる焼け石に水。付け刃ではダイエットには程遠いようです。食べるのを止められないなら、それ以上に運動をするしかウエイトは減りません。焙煎に例えれば、火力を上げたくないなら、ダンパーを閉めるしかありません(関係ないか?)。41歳として適切な社会生活を営めるようにメタボな収集物のスリム化を図り、早くビニールジャンキーから解毒せねばなりません。しばらくは買い取りキャンペーンに合わせて、不良債権売却を続けるしかなさそうです。その後は?果たして物欲と収集癖を断つ術はあるのか?…………続く?
まずは収集物のスリム化のために、選別をかけました。とりあえずの選別の基準は
①間違えて買ったダブリのCD(←後日コンプリートBOXを買ったりして実は結構ある)
②買った本人すら存在を覚えていないCD(←いい加減にせぇい!)
③趣味の変化に伴い、今後まずは聴かないCD(←もしかして聴くかも知れん………と結構難易度高し)
です。積もり積もった小物は空間を侵食し、今も増え続けています。清水の舞台から飛び降りた気分で何とか集めた102枚の贅肉は渋谷DISKUNIONへと旅立ちました。ついに買い取り価格の連絡が来ました。合計5万6000円チョイ、平均500円チョイ。もちろん10円とかいう代物もありますが、1000円を越えるモノもあります。全てのCDを一覧にして価格を文書提示という非常に丁寧な仕事をしてくれます。さすがDISKUNIONです。確かに悲しい値段もあるけど、まあ、ダイエット初回の成果としては良しとしよう。早速売却の連絡を伝えました。
しかし!
「わ~い!これでCD買う軍資金でけた、でけた!」と喜んでいる暇はありません。これは堂々たる焼け石に水。付け刃ではダイエットには程遠いようです。食べるのを止められないなら、それ以上に運動をするしかウエイトは減りません。焙煎に例えれば、火力を上げたくないなら、ダンパーを閉めるしかありません(関係ないか?)。41歳として適切な社会生活を営めるようにメタボな収集物のスリム化を図り、早くビニールジャンキーから解毒せねばなりません。しばらくは買い取りキャンペーンに合わせて、不良債権売却を続けるしかなさそうです。その後は?果たして物欲と収集癖を断つ術はあるのか?…………続く?
めがね

期待と期待で『めがね』へ。
予想はしていたけど、やはりはずしたかな……。
狙いすぎるとはずします。二匹目の泥鰌を狙う監督以下のスタッフのあざとさが見え隠れします。食材でもなんでも、天然モノが一番です。決してウケを狙ってはいけません。実は「何も起こらない」「何も説明しない」「何も語らない」というのは一番難しいことです。常に「何も考えない」ことを考えるという自己矛盾が付きまといます。何かを作り出すのは本当に難しいですね。そして何より昼12時すぎの腹ペコタイムに鑑賞したにもかかわらず、少しもおいしそうに見えない料理の数々……。いったいなんで?『かもめ食堂』は始終生唾ものでした。やはりこの違いが天然モノと養殖モノの差異でしょうね。
プラネット・テラー in グラインドハウス

無茶苦茶な映画です。
でも個人的には愛すべき映画…………大好き!
この映画の反応は「突っ込む人」と「ボケを楽しむ人」に分かれます。
まずは突込み所満載の映画です。
「ストーリーが適当」
「フィルム紛失と称して話が途中でブチ切れる」
「ご都合主義な物語」
「安っぽく荒い映像」
「血、血、血、スプラッタ」
「ウミがブチュ~」
「肉体破壊しまくり」
と良識を気取る人なら一晩中でも突っ込み続けます。←どうぞ、お好きにやっておくんなはれ!
そして確信犯的にボケをかましている監督、役者、裏方に
「おお!そうきたか!」
「いいねぇ!」
「もっとやれ、やれ!いってまえ~!」
「きききききき!」
と反応する人もおります。←これは自分のこと。
そしてこれはホラーじゃありません。絶対コメディ(苦笑い中心)です。つくり手が歓喜がスクリーンを越えて伝わってきます。心底からのアホらしさを、自らもアホになって楽しむ映画です。「無茶苦茶しよるなぁ。でも俺もやりたいわ」と、終演後のひと笑いのために劇場へどうぞ!
テーマ : GRINDHOUSE PLANET TERROR - ジャンル : 映画